願書提出

いざ、願書を出そうと言う段になって、上の子が迷った。やっぱりH高校にしたいという。それはT高校を諦めるのか?それともH高校に行きたくて行くのか?どっちなんだ?と訊くと「Tだと先生に倍率がすごく高くなったら落ちるかもって言われた・・・」「へ?」元々H高校が志望だったのと先生の一言で気持ちが一気にそっちへ向かったようだ。そうか・・・しょうがない、保護者の印鑑をついて「どっちにするかは自分で決めなさい。自分の事なんだから・・・。」と学校に送り出した。
 

 その日の夕方「結局どっちにしたの?T?H?と訊いたら」「K高校・・・」「は?何ですと?」いきなり全く考えていなかった高校名が出てきた!!「それはどこにあるの?なんの高校なの?」「T高校と同じで普通科から総合学科に今年からなるんだって、だからT高校からK高校にする人が多いんだって、先生からもK高校をすすめられた。」ネットで調べてみたらエライ遠い学校じゃないの!そんな昨日今日であっさり変えるなよーーー!!私はすっかりパニック!!即効担任に電話!!詳しいことを訊いた「いやぁ〜H高校かK高校で相当迷ったようですが最終的にはK高校で出してきたので親御さんも了承していると思ったんですが・・・」「いえ、初めて聞きました。K高校って全く考えもしていなかった高校なので何が何だかさっぱり判らないんすが」「ええとですね〜K高校はですね〜今年からT高校と同じく普通科から総合学科になる高校でですね〜」電話から聞こえてくる声が暢気に聞こえてきてイラつく。「すみません、間際にバタバタして申し訳けないんですが、とりあえず一晩だけ待ってください。本当に申し訳ないんですが・・・」と言うことでお願いしてして電話を切った。

 
 上の子に訊くと親友もK高校にしたのだと言う。どういう経緯でそうしたのか?親友のお母さんにメールしてみた。するとその子の担任の先生はもっと前にきちんとK高校の資料もくれてよくよく話をしてくれたらしい。

 
 『担任の先生によっても違うんだよね。絶対安全なところしか受けさせない先生と実力テストが上がってきていれば、ちょっと挑戦でも受けさせる先生もいるんだって。でもウチのは先生に言われて安全なところで本人が希望したからKにしたんだ。私は挑戦してもいいって言ったんだけどね』 


 メールを読んでK高校のことは全くと言っていいほど判らなかったが、確実に入れるといっても慌ててK高校にする気にはなれなかった。そこに入るならまだ私立に入ったほうがいいかも知れないとも思った。いきなり志望校をがらっと変えるのは危険だと思う。後悔したときの痛手が大きすぎる。T高校かH高校にしたほうがいいっ!と強く勧めた。ここだけは自分で決めなさいとは言えない。全く調べてもいない、どこにあるかもわからない学校には入って欲しくない。説得をして元々本人の志望校だったH高校に決めたのだが「でも担任はどっちでも落ちるかも知れないって・・・」ガーン!!上の子そんなにレベルが低かったのかい!?しくしく・・・